



大芝の湯は、南箕輪村の豊かな平地林の中に計画された温浴交流施設です。地域住民の憩いの場であるとともに、県内外から訪れる多くの利用者に自然と温泉を楽しんでもらうことを目的として整備されました。
計画にあたっては、明治時代から受け継がれてきた森林環境を最大限活かし、伐採を最小限に抑えながら建物を配置しました。館内からは木々の息吹を感じることができ、露天風呂やジャグジー、岩風呂では四季折々に表情を変える自然を身近に感じられる空間としています。
施設は男女それぞれの大浴場を中心に、露天風呂、森林浴デッキ、家族風呂、交流スペース、レストランなどを備え、世代を問わずゆったりと過ごせる構成としました。建物全体はバリアフリーに対応し、高齢者から子どもまで安心して利用できる施設となっています。
設計では、温泉に浸かりながら自然を感じる「1/fゆらぎ」の考え方を取り入れ、森の静けさや木々の揺らぎが心身を癒す環境づくりを目指しました。また、地域の観光資源としての役割も担い、自然体験と温泉を融合させた滞在型施設として計画しています。
大芝の湯は、地域の豊かな自然環境を未来へつなぎながら、人々の健康と交流を支える施設として、多くの利用者に親しまれ続けています。