「駒ケ根シルクミュージアム改修工事実施設計業務委託」の契約を結びました
2017.08.23
「駒ケ根シルクミュージアム改修工事実施設計業務委託」の契約を結びました。
駒ケ根市は今年度、養蚕や製糸をテーマにした展示施設「駒ケ根シルクミュージアム」を開会以来初めて大規模な改修をします。
同施設は、かつて上伊那地方で盛んだった養蚕文化を後世に伝えようと2002年4月に開館しました。大正から昭和にかけて地域の養蚕や製糸産業を支えた組合製糸・龍水社の大型機械、古い蚕具、糸繰り器、機織り道具などを展示。農産物直売所やレストランを併設し、16年度の利用者は約4万人でした。
同市は、絹を観光資源としたインバウンド(海外誘客)に関係機関と連携して取り組んでおり、「外国人観光客のほか新たな利用者を取り込みたい」としています。
改修では、現在は「体験工房」の機織りコーナーが奥まった別室に設置されており、改修では三つの体験コーナーを集約した工房とする計画で体験型施設として来館者に目立つように整備します。併せて、常設展示の模様替えや照明のLED化、空調設備の更新などを実施します。
改修工事は9月以降に着工し、年度内の完成を目指します。