








菜の花マタニティクリニックは、産婦人科という施設特性を踏まえ、患者様のプライバシーを守りながらも、明るく開放的な空間を実現することをテーマに計画した医療施設です。
敷地は住宅地に位置しており、周辺環境への配慮と利用者の安心感を両立することが求められました。そこで、建物外周部の開口を最小限に抑えながら、建物中央に大きな光庭を配置。外部からの視線を遮りつつ、自然光や風を建物内部へ取り込む構成といたしました。
院内では産科と婦人科、それぞれの利用者動線や待合空間を丁寧に整理し、患者同士の視線が交錯しにくい計画としています。待合スペースからは光庭の緑や自然光を感じることができ、診療への不安を和らげる落ち着いた環境を創出いたしました。
インテリアは和の趣を取り入れた上質で温かみのあるデザインとし、出産という人生の大切な時間を安心して過ごせる空間づくりを目指しました。また、設備面では放射冷暖房システムを採用し、女性や新生児に配慮した快適な温熱環境を実現しています。
医療機能だけでなく、心身ともに安らげる居場所としての価値を追求し、地域に親しまれる産婦人科クリニックを実現いたしました。