






駒ヶ根赤穂中学校体育館は、生徒たちの学習活動やスポーツ活動の場としてだけでなく、災害時には地域住民の避難施設としても機能することを目的に計画された体育館です。学校施設としての快適性と安全性に加え、地域防災拠点としての役割を兼ね備えた施設を目指しました。
建物は南アルプスの稜線になじむ勾配屋根とし、周辺景観との調和を図りました。南北に大きな開口部を設けることで自然光を取り入れ、明るく開放的な空間を実現するとともに、自然換気を促す計画としています。
アリーナは公式競技にも対応できる広さと天井高さを確保し、生徒たちがのびのびと活動できる環境を整えました。また、木の温もりを感じられる内装とすることで、スポーツ活動だけでなく集会や地域行事にも利用しやすい親しみのある空間としています。
防災面では、避難施設としての利用を想定し、備蓄倉庫や非常用発電設備を整備しました。さらに、公共下水道が停止した場合でも利用可能な設備を備えるなど、災害時に地域住民の安全と安心を支える施設として計画しています。
地域に開かれた体育館として、生徒たちの日常を支えるとともに、災害時には地域を守る拠点として機能する施設となっています。