







フジサワホールは、人生の節目となる大切な時間を穏やかに過ごせる葬祭施設として計画されました。敷地は天竜川にほど近く、伊那谷の山並みや豊かな自然に囲まれた環境にあり、その景観との調和を大切にしながら設計を進めました。
建物外観は、周辺の風景に自然に溶け込む落ち着いた佇まいとし、軒先の水平ラインを強調することで安定感と品格を表現いたしました。また、メインエントランスには和の趣を感じさせる意匠を取り入れ、会葬者や利用者をやさしく迎え入れる空間としています。
施設計画においては、建物中央に中庭を配置いたしました。葬祭施設にありがちな閉鎖的な印象を和らげ、屋内にいながら四季の移ろいや自然の光を感じられる開放的な空間を実現したしました。中庭を中心とした回遊動線とすることで、受付からホール、会食会場までの移動をわかりやすく整理し、利用者が迷うことなく過ごせる設計にいたしました。
内装は白を基調に、木材を効果的に用いることで清潔感と温かみを両立しました。故人との最後の時間を静かに過ごせる落ち着きのある空間づくりを目指しました。地域の風景に寄り添いながら、人々の想いを受け止める施設として、長く親しまれるホールを実現しています。